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ブサイク

「標準」というものが仮にあるとしたら

その「標準」という枠からはみ出したものは

欠点だとか、なおすべき部分であるという

なんともいえない「刷り込み」があるように思う

でも、ほんとうに そうだろうか





ある人が亡くなったときに

その人が亡くなったことを

いつまでも実感できない人がいた



ある時、亡くなる前に書いたその人の「字」を見たときに

急に胸に迫るものが来て

泣き崩れてしまった

亡くなった人はとても汚い字を書く人だった

その汚くて読めないような字を見たとき

その人の存在を、自分にとってどれだけ大切な人であったかを

湧き上がるように思い出した




汚い字だった

その人以外には書けない汚い字だった

その汚い字の中に「その人」が宿っていた

フォントのように整っていない

いびつなその字の中に

その人の魂が宿っていた




僕らはとかく綺麗なものが好きだ

整った、ある決められた枠にきちんと収まるものに

安心すら感じる

そういうものが受け入れられ

愛され、評価される


そこから はみ出たものは

どこか変で、いびつで、ブサイクだ

でもそこにこそ

その「標準」から はみ出た部分にこそ

その人が宿る

本来のその人が宿る


生きてくる中で

そんなはみ出た人たちと出会った

それに自分は励まされてきた

どうか、そのままでいてほしいと思った

そのブサイクで整わない笑顔に

そのかっこ悪い姿勢に

その不器用で

どうしようもなくめんどくさい「癖」に

その人を感じた

生きているその人を感じた


捨てないでほしいと思う

失くさないでほしいと思う

たしかにブサイクだった

でも

俺はそれが好きだった


Photo by Nobu



2017-05-14 10:03:56投稿者 : 浅井  しんや
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